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高1週報 第39号 「担当者より」2015年02月16日

 修学館では,保護者に対するきめ細かい情報発信の一つの手段として,中1~高3の全学年,学年便り(週報)を原則毎週末に発行しています。日常の学校生活の様子等の情報を積極的に発信し,保護者との情報の共有ができればと思います。修学館のホームページでは,「学年便り(週報)から」というコーナーを設け,学年便りにあった面白い記事,感動する記事などを皆さんに紹介します。更新を楽しみにお待ちください。

 

文理選択や学部などを考える参考になるかと思いますので,新聞記事を紹介します。

☆ 朝日新聞’15.2.7(土)より 「自産自消」で荒れ地を再生 マイファーム代表取締役 西辻 一真さん(32歳) 

 

2007年秋に京都市で起業した農業ベンチャーのマイファームは,持てあまされ,作付けされなくなった近郊の耕作放棄地を,だれでも野菜づくりを体験できる農園にしてよみがえらせている。汗と涙がしみこんだ荒れ地の再生を推し進めてめざそうとしているのは,「自産自消ができる社会」だという。・・・・・・・

・・・父親は農家ではなく,サラリーマンでした。母親が家の裏庭に家庭菜園をつくっていたので,それを幼い頃から手伝っていました。小学生になると競争心が芽生えて,母親と畝(うね)を分け,自分専用の畑で野菜を育てるようになったんです。毎日,水をやり,手をかけてやればやるほど,うまい野菜が採れた。食卓でほめられるので調子に乗って,どんどんのめりこんでしまいました。やがて高校に進むと,通学路沿いのあちこちに点在している荒れ放題の田んぼや畑が気にかかってしかたなくなったんです。雑草を生い茂らせている地主の農家はなぜ,僕が夢中になっているように,野菜づくりを楽しめないのかと思うとやりきれなくなりました。そんな素朴な疑問を学校の先生にぶつけてみたら,そこがやむなく放置された休耕地だと教わったので,「だったら,僕が将来,使わせてもらいますね」と宣言したんです。大学も農学部に行くと,そのとき決意しました。・・・・農家に代わって農園の集客や管理運営をうけおうビジネスモデルは,農学部に在学中から練り上げていました。・・・

 

―「体験農園」は,貸し農園ではないのですか?― 僕らのビジネスモデルの最初の壁は法律でした。農地を他人に貸すと農地法に触れてしまう。農地法は死に物狂いで勉強したので,たぶん,日本でも5本の指に入るほど詳しくなったと自負しています。体験を提供するだけで土地の貸し借りはしない農園利用方式ならば,合法的で客が安く利用できると考えつきました。 ・・・東日本大震災が起きたんです。津波がもたらした塩害とがれきで日本最大の耕作放棄地帯になってしまうと思うと手をこまねいていられず,何もかもほっぽりだして現地へ行ったんです。メディアでは当時,農地の塩害を取り除くには真水で洗い流せばよいが,復旧には3年かかると伝えられていました。そこで微生物を利用する日本古来の農法をヒントにして独自に開発した土壌改良材をまいてみたら,劇的に塩分濃度を下げられたんです。・・・進路決定と幼少期の体験,学部の決定,大学での勉強と努力,塩害の対処法や,地産地消でも自給自足でもなく自産自消という発想など参考になるかもしれません。座右の銘はアフリカのことわざで,「早く行きたいなら,ひとりで行きなさい。遠くへ行きたいなら,みんなで行きなさい」。

 

25年間修学館で3年生の様子を見てこられたY先生が,進学の実績が良い年はクラスの雰囲気が良い年だと言われましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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