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高1週報 第40号 「進路ガイダンス」2015年02月23日

 修学館では,保護者に対するきめ細かい情報発信の一つの手段として,中1~高3の全学年,学年便り(週報)を原則毎週末に発行しています。日常の学校生活の様子等の情報を積極的に発信し,保護者との情報の共有ができればと思います。修学館のホームページでは,「学年便り(週報)から」というコーナーを設け,学年便りにあった面白い記事,感動する記事などを皆さんに紹介します。更新を楽しみにお待ちください!

2月18日(水)に,進学先が決定している高校3年生による進路ガイダンスが行われ,初めてとは思えないほど上手なプレゼンでした。さて,ガイダンスでも紹介がありましたが推薦入試を受けるときには志望理由書を書くことになります。もし自分が試験官で次のような志望理由書を目にした時,どちらの生徒を合格にしますか。

 

A「私は,薬学部に入って困っている人の助けになることがしたいです。なぜなら,自分が小学生の頃入院していた病院で命を助けてもらったことがあり,医療に関わる仕事に就くことで恩返しがしたいからです。私は,医療にかかわる仕事の中でも,特に薬の研究に携わって今度は自分が多くの人を救ってあげたいです。」

 

B「私は薬学部で◯◯という病気の新薬の開発をしたいです。なぜなら,日本での患者数は◯%を超え,現在も増加しており早急な対応が求められるからです。そのために医療関係の本を1ヶ月に1冊は読み化学部の部報で紹介していました。毎年春と夏の長期休暇には医療施設でボランティアをして患者さんの生の声を聞いてきました。また,海外の新薬研究の理解もできるように,英検の2級を取得しました。」

 

Aさんは薬学部を目指した「きっかけ」を述べているだけで,目標も志望理由も抽象的です。しかしBさんは明確な目標に対して「継続した行動と成果」をあげており,説得力があります。極端な例に思えるでしょうが,実際に看護系の大学を受験する生徒の小論文を添削していて,よく見たパターンの一つです。プレゼンの中で3年生が「大事だ」と繰り返し言っていた「読書」や「資格」はこういう形でも生きてきます。本当にやりたいことをやるためには「やりたくないことまでやる」覚悟が必要です。

 

他にも,3年生が紹介していたスライドでは「大学に入って何をしたいか(800字)」,「卒業後の進路(400字)」という課題がありました。それぞれに「継続した行動と成果」を書く必要があります。

「やりたくないことまでやる」「自分が本当に行きたいか?」

ボランティア,読書,資格のための勉強。どれも苦手だ,やりたくないというならそれは「本当にはやりたくないこと」なんでしょう。やりたいことのために「やりたくないことまでやる」強さを持ってください。読書が苦手な人は自分の興味のある分野から。文系の人は岩波新書,理系の人はブルーバックスシリーズで興味のある分野の本を読んでみるといいです。どちらも電子書籍化されています。

 

推薦受験を終え合格を決めたばかりの生の声に,真剣に耳を傾けている様子がうかがえました。1年生にとって今週末が文理選択希望調査書の提出日だった事もあり,切実な問題として捉え直すことができたのではないでしょうか。

「◯◯大学入学を志望する理由(400字)」,

「会社を作って町おこし」「県警に入る」「航空会社に務める」「言語の研究をする」

自分も遠い過去,医療系の仕事につきたいと漠然と思っていたときがありました。「人の役に立ちたい」と言ってしまえば筋が通るような気がしていました。理屈が通っているような気がしました。M先輩も言っていましたが,本当にやりたいことなのか考えました。そこまでの実力も頑張れる気がしなかった。「例文を20覚えた」「古典単語を10覚えた」など具体的なことも書くようにしてください。読書による内的変化と知識の習得,資格取得のための努力は言うまでもありませんが。ただ,高校1年生から質問の手が上がらなかったのは残念です。今週の7つの習慣Jの授業で、「1日1回豊かさマインドを発揮しよう」というチャレンジがありましたが,まさにそのチャンスだったとは思いませんか。質問をしてくれた人のお陰で,プレゼンの中身とは違った情報も共有することができましたし,プレゼンをした人にとっても質問は嬉しいものなので「豊かさマインド」が発揮された会だったと言えます。今後に期待しています。

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