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高3週報 第27号「模擬面接風景」2016年11月22日

 修学館では,保護者に対するきめ細かい情報発信の一つの手段として,中1~高3の全学年,学年便り(週報)を原則毎週末に発行しています。日常の学校生活の様子等の情報を積極的に発信し,保護者との情報の共有ができればと思います。修学館のホームページでは,「学年便り(週報)から」というコーナーを設け,学年便りにあった面白い記事,感動する記事などを皆さんに紹介します。更新を楽しみにお待ちください!

☆ 模擬面接風景 ☆
 推薦入試の本格的なシーズンを迎え,毎日多くの先生で模擬面接(面接の練習)をしています。例年のことですが,次のような場面に出くわします。
 先生 「新聞を読みますか?」 
 生徒A「……読みません……」
 先生 「新聞を購読していないの?」
 生徒A「いえ,とっていますが……」
 先生 「最近どんな本を読みましたか?」
 生徒A「……読んでいません……」
 先生 「高校に入学してからは何か読んだでしょう?」 
 生徒A「……国語の教科書なら……」


 最近,新聞を購読していない家庭が増えていますので,新聞を読まない子どもたちも増えています。ニュースの源はテレビだったり,インターネットだったりしているようです。先日の学力調査では,新聞を購読している家庭の子供の方が読解力は高いというような結果も出ていました(新聞社の思惑を感じないわけではないのですが……)。テレビやインターネットは即時性があり,知りたい情報はすぐに手に入る時代になってきました。しかし,流れる画面は考える時間を奪い,ネットによる情報は種類が偏りすぎているようにも思います。絶対に新聞を読みなさいとは言いませんが,今後君たちが生きていく時代は,社会の動きに十分気を配り,それについて自分のなりの考えを持つことがますます大切になってきます。
 先日の卒業生の山元かおりさんの講話の中に「言語の習得×自分の考え=コミュニケーション」という言葉がありました。この言葉は,トルコ留学中に,母国の政治・文化・歴史についての無知を突きつけられ,またトルコの方からは「あなたはそれについてどう考えているのか」という質問攻めにされた経験から出た言葉です。

 「自分の考え」を持つためには,まずその「材料」が必要です。「材料」とは,政治・文化・歴史,現代の世界の現象や動きなどの知識です。でもそれだけでは,「考え」は深まりません。その現象や事実に対する様々な人々の見方や考え方を知り,それについて自分なりに思索することで,考えというものはより深まっていきます。その「材料」を提供してくれるのが,他でもない新聞やその他のメディアであり,もっと深く知りたいと思うのなら,その「材料」を詳しく解説した書物です。以前ある講演会で講師の先生が,「『大学では本は読んだほうがいいのですか?』と高校生から質問されて唖然とした」ということを話されました。大学とは何をするところでしょうか? 大学とは学問をするところです。「学問するのに本を読まずにどうするの?」ということですね。さあ,皆さんも大学生になる日が近づいてきています(まだちょっと早いかもしれませんが)。何をするために,また何を学びに大学に進学するのか。もう一度自問自答してみて下さい。そうすると今の学習に向かう気持ちや生活が,もう一段階高まっていくと思います。

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