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中1週報No.22「学ぶことについて」 10月6日発行2018年10月10日

 修学館では,保護者に対するきめ細かい情報発信の一つの手段として,中1~高3の全学年,学年便り(週報)を原則毎週末に発行しています。日常の学校生活の様子等の情報を積極的に発信し,保護者との情報の共有ができればと思います。修学館のホームページでは,「学年便り(週報)から」というコーナーを設け,学年便りにあった面白い記事,感動する記事などを皆さんに紹介します。更新を楽しみにお待ちください!

☆いよいよ中間試験,学ぶことについて☆
 先週はK先生が学習の仕方について4つのポイントを挙げて書いてくださいました。いよいよ来週が中間試験ですので,私も学習の仕方について4つのポイントを挙げて,皆さんにエールを送りたいと思います。
 一つ目は,「学生の本分は学業にあり」ということです。皆さんは生徒であって厳密には「学生(大学生)」ではないかもしれないけれど,学ぶことを通じて将来の仕事につなげていこう,皆のために貢献していこうと考えている人が多いだろうと思います。それならば,学習をするのが今の自分の務めだという心構えを持つことが必要だと思います。時にはリフレッシュするために遊ぶのもいいですが,すぐにまた学習に戻るべきです。「子どもは遊ぶのが仕事」という言葉もあり,未だにそれを信条としている人もいるようですが,中学生の皆さんはもう「子ども(幼児)」ではありませんよね。そして,人生は一生勉強です。深く,幅広く,自分を成長させ,皆のために貢献できるように,勉強しましょう。
 
 二つ目は,「積極的に発言し,質問して,皆で学ぶことが大切」ということです。これは,私が中学1年の時に国語の先生から学んだことです。その先生は,最初の授業で「私は,授業はしません。授ける業も受ける業もしません。皆さんが率先して国語の学習をみずから作っていくならば,私も参加します」と言われました。実は,私のクラスは最初の1年間はうまくいかなかったのですが,その後は,だんだんと生徒たちが率先して発言し,話し合って,学習を作っていくようになりました。最初は変な先生だなぁと思ったのですが,後には最も大切なことを教えてくれた先生だと思うようになりました。そこから得た教訓は,教えてくれるのをおとなしく待っているだけでは学習は進まないということです。自分が積極的に学習に関わろうとしなければ,自分の学習も周囲の人の学習も進まない。質問したり,発言したりして皆とともに学習を作っていくことが大切だと思います。
 
 三つ目は,他の先生方もおっしゃっていることと思いますが,「授業をよく聴き,授業中によく理解する」ことが大切ということです。これも自分自身の中学生時代の体験から痛感したことです。おしゃべりしたり,居眠りしたりしていてはだめだと思います。それでは,後でゼロから学ばなければなりません。逆に授業でよく理解していれば,後でどこを復習しておけばよいかも分かります。そのためには生活を整え,特に睡眠時間を確保することが大切です。中学生時代は,そのような無理のない生活の仕方を確立し,あわせて学習のスタイルを作ることが大切だと思います。
 
 四つ目は,復習の仕方です。これは人によって向いているやり方は様々なので,「自分にあった方法を見つける」ことが大切だと思います。私自身は,試験範囲の内容を教科書やノートや時には参考書を見ながらB4の紙に図や年表や表や短い文などで要約して書き出し,まとめなおして覚えることが多かったように思います。ところが人によっては,問題集を解きまくるのが良い,参考書を読むのが良い,教科書を7回読むのが良い,声を出して読んで覚えるのが良い,などと言い,それぞれ成果を挙げているのです。
 
 話が少し脱線しますが,これはおそらく,一人ひとりの「認知特性」(ものごとを理解する時にどういう感覚を主に使うかという特徴,心理学の用語)というものが関わっているのだろうと思います。例えば聴覚優位の認知特性の人は,声に出して読むと覚えやすいそうです。視覚優位の人は目に入るその形のままに覚えられるそうです。言語優位の人は言葉に置き換えて覚えるようです(多分私はこのタイプ)。以前,学年で一番の優秀な女子が「書いてあるものを写真に撮るようにそのまま覚えられる」と言っているのを聴いたことがあります。「へー」と思っていたら,ある時,その生徒が試験の答案で片仮名の「パ…」のところを「バ…」と書いていて,不思議だと思ったことがあります。その生徒のノートを見たら,本当に「バ…」と写し間違えていて,そのまま「写真に撮るように」覚えたのだと分かり,一緒に大笑いしたことがありました。
 
 自分はどうすれば学習内容を覚えやすいのかを知ることは,即ち,自分を知ることです。心理学の方では,現在6つの認知特性の型があるという学説が有力だそうです。①写真[カメラアイ・2D]タイプ(物事を写真で撮るように記憶,一番古い思い出には自分はいない,画家や写真家,デザイナーなどに多い)。②三次元映像[3D]タイプ(物事を動画として記憶,人の顔を覚えるのが得意,建築家やパイロット、外科医、機械技術職、テレビや映画の舞台製作者やテレビカメラマンなどに多い)。③言語映像[ファンタジー]タイプ(言葉と映像をうまく使える,イメージに意味を付け加える,コピーライター,絵本作家,作詞家,雑誌編集者などに多い)。④言語抽象[辞書]タイプ(難しい文章をすぐに理解できる,文字にしてから覚える,内科系医師や作家、教師、金融関係者、心理学者に多い)。⑤聴覚言語[ラジオ]タイプ(物事は聞いて覚える,考える時は言語を使う,弁護士や教師、落語家、アナウンサー、作詞家に多い)。⑥聴覚・音[サウンド]タイプ(音色が分かる,聴いた音をそのまま再現できる,音楽家に多い)と考えられているようです。さて皆さんはどうでしょうか。その他にも,最近の心理学の方では,覚えなければならない内容(英単語や社会科の暗記事項など)は夜寝る前に勉強したほうがよい(寝ている間に頭の中に整理される)ともいうようです。心理学の知識を学習に活用することも有効だと思います。
 まだまだ話は尽きませんが,とにかく皆さんの中間試験での健闘を祈りたいと思います。頑張ろう!

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