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2026/09/07
「熊本県国際バカロレア教育プログラム啓発セミナー」に修学館生徒・教師登壇

昨年度に続き、熊本県教育委員会主催のIB教育啓発セミナー(トークセッション及び、授業体験)に鹿児島修学館の生徒2人と教員が登壇する機会をいただきました。

 
夏の熊本地震を受け、熊本県のIB教育ご担当の方々や教育長も災害対応にもあたっていらっしゃる中、開催自体もどうするか多少検討されたようです。
しかし、県立八代中高が6月にMYP認定を受けたところでもあり、八代が今回の地震で大きな影響を受けたからこそ、前向きな話題としてIBのことは進めたいということで実施されたとのこと。
少しでもお役に立てていたら嬉しいです。

☆☆☆

↓ 熊本県教育庁県立学校教育局高校教育課高校改革推進室のインスタグラムでも当日の様子が紹介されていました。


本校の生徒達にとっても貴重な経験になったようです。

【登壇生徒二人のふりかえり・感想】

★今回のIBセミナーを通して、学校外、そして熊本県という普段とは異なる地域の方々に対して、これまで自分がIBを学ぶ中で感じてきたことや学んだこと、そして自分自身の成長について、自分の言葉で伝えることができました。辻村さんと一緒にお話しする中で、自分がIBを通して得てきたものを改めて整理し、ブラッシュアップすることができたと同時に、「自分はどのように成長してきたのか」と自分自身に問いかける貴重な機会にもなりました。

また、最近は人前に立って話すことを少し控えていたのですが、今回の経験を通して、改めて「自分の声で、自分自身の経験を伝えること」が好きなのだと気づきました。自分の経験や言葉によって誰かが笑顔になったり、何かを感じたりしてくれることに大きな喜びを感じ、将来もそのように人に何かを届ける仕事に携わりたいという思いを再確認することができました。

体験授業では、小学生の子どもたちや保護者の方々と一緒に、IBで大切にされている概念や物事の捉え方について考えることができました。子どもたちとの活動を通して、私自身も改めてIBやMYPについて振り返ることができ、新しい視点を得ることができました。

今回のセミナーは、これまでの自分の学びや成長を振り返るだけでなく、これから自分が何を大切にしていきたいのか、どのような形で人に自分の経験や思いを届けていきたいのかを考えるきっかけにもなりました。私にとって、とても学びの多い貴重な経験となりました。

このような素敵な機会をいただき、本当にありがとうございました。

☆☆☆




★今回のIBセミナーを通して、私は「IBを学んで本当によかった」と強く感じました。自分の学びの深まりや成長を実感できたポイントは、主に5つあります。1つ目は、基調講演で紹介された「MYPを学ぶことで育つ力」についての内容です。「自分で問いを立てる」「自分の考えを言葉にする」「違いを恐れない」「学びを行動に移す」「失敗から学ぶ」といった力は、日頃から私自身も成長を実感していた部分でした。そのため、「自分はMYPをしっかりと学び、必要な力を身につけられていたんだ」と嬉しくなりました。特に「学びを行動に移す」「失敗から学ぶ」の2つは、私が日頃から意識している「振り返り」の基本そのものでした。自分が大切にしてきた姿勢が、まさにIBで育てたい力と重なっていると知り、これまでの自分の努力にも自信を持つことができました。

2つ目は、IBの学びが持つ現代的な意義です。IBは「習ったことを再現する力」ではなく、「自ら問いを立てて探究し続け、正解のない問いを考え抜く力」を育みます。これはAIが発達する現代社会において非常に理にかなっており、深く納得しました。また、この学びを高校生という段階で得られたことは大きな強みであり、今後さまざまな活動に活かしていきたいという意欲につながっています。

3つ目は、応用力の大切さです。一見関係のない出来事からでも「考え方や大切な視点を学べている」と捉え、学んだことをつなげていく姿勢がIBの基礎になると実感しました。また、教育にはさまざまな形があり、それぞれの長所・短所を理解した上で、自分に合った選択をすることの大切さを改めて学びました。

4つ目は、トークセッションとそこから得た気づきです。 会場に入ってから自己紹介が終わるまで、心臓の音が聞こえるほど緊張していましたが、これまで重ねてきた対話の経験のおかげで乗り越えることができました。一方で課題も残りました。伝えたいことへの接続がスムーズにいかなかったこと、会話をさらに広げるスキルの必要性、そして話の途中で着地点を見失い語尾の収め方に迷ってしまったことです。その場で素早く話の構成を組み立て、思いを的確に伝える力を伸ばしたいと感じました。

また、終了後は「礼儀に失礼はなかったか」「IBの良さを伝えられたか」と不安もありましたが、参加者の方々から「私たちの話を聞いてMYPのある高校に興味を持った」「説明がすごかった」といった温かい声をいただくことができました。聞く姿勢を褒めていただけたことも励みになりました。反省点は尽きませんが、これらは挑戦したからこそ得られた貴重な課題です。落ち込むのではなく、次への糧として活かしていきます。

5つ目は、授業体験のサポートでの経験です。 進行役を務める際、中学時代にIBを履修していなかった私は「IB特有の進め方に沿えているか」という不安を抱えていました。しかし同時に、自分自身も新鮮な気持ちで楽しみながら参加することができました。この体験を通して「MYPの基礎や授業構成をもっと深く知りたい」という新たな探究心が生まれました。もっと早い段階で知りたかったという悔しさもありますが、1年間でも大きな成長を実感できたからこそ、これから改めてその学びを深めていけば良いと思えています。

今回のセミナーを通して、IBはどんな意見を言っても、どんな進め方をしても良いという「自由さ」があるからこそ、難しさを感じる場面があるのだと改めて再確認しました。もともとそうした難しさは実感していましたが、だからこそそこで思考を止めず、直面した課題にどう対処していくかを考え、粘り強く頑張り続けることが何より大切だと深く実感しました。この経験と見えてきた課題を胸に、これからの活動へ活かしていきます。