2025/04/18
「自分と違う」を知ることから始まる学び~漫画家つくしゆかさんによるIB MYP特別授業
入学したばかりの中学1年生向けの国際バカロレアMYPガイダンスの一環として、「強迫性障害」の当事者である漫画家のつくしゆかさんによる特別授業を実施しました。
(つくしさんは、『極度の心配性で苦しむ私は、強迫性障害でした!!』という漫画の作者です。https://san-san-sha.com/?pid=170396154)
国際バカロレア(IB)のガイダンスで強迫性障害の経験談についてお話いただく主な意図は、「自分とは違う感じ方・考え方をする人との共生・折り合いのつけ方について考える」ことです。
自分にとっての「あたり前」が周りの人にとってはそうではないことを、まずは気づき、理解するための時間です。国際的視野を育む意味でも、「自分が属する地域や国の文化が、どこでも当たり前というわけではない」という認識は重要です。
本校の学校教育目標「みんなが学ぶことの楽しさを知り、学び続ける力を身につける」の「みんなが」を実現していく考え方を校内で浸透させていくことにもつながります。
さらに大きくは、IBの使命にある「人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続ける」につながることなので、国際バカロレアMYPガイダンスとして毎年実施しています。
入学してすぐにこのような機会を設けることで、少しでも人間関係に配慮してその後の学校生活を送り、「みんなが」安心・安全に楽しく学び続けられるよう願っています。
↓↓↓こちらは、2年前の実施の様子が紹介されているニュース映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=HgKENu1xfNM