本校の高校体育委員長による体育祭の振り返りを紹介します。
今年度の体育祭のスローガン”REBORN”(新たな自分に生まれ変わり、先輩からの伝統のタスキを胸に、全力で挑戦しよう!)のもと、天気にも恵まれて第41回体育祭を開催することができました。修学館では学年を超えた交流が大切にされています。そのため、体育祭も4月の学習者像”心を開く人”を意識して、準備から、競技の進行、片付けまで学年の枠を超えて助け合い、仲を深める姿が多く見られました。
応援団は、春休みからほとんど毎日練習に励んでいて、より良い演舞になるように先輩も後輩も関係なく、何度も話し合いを重ねている姿がとても印象的でした。本番の演舞からはこれまでの努力と、仲間を思いやり、信頼する気持ちが伝わってきて、学校全体を引き込んでいくような力強さを感じました。
また、体育祭が終わったあとも、みんなで協力して片付けまでやり切る姿も印象的でした。最後まで責任を持って行動すること、そして誰かが困っていたら助けることが自然とできていたのは、日頃の学校生活や学習を通じて、「主体的に行動すること」「他者と協働すること」の大切さを学んできたからだと思います。
振り返って、今年の体育祭は、競技の中でも、準備段階でも、生徒ひとりひとりが自分の役割を大切にしながら、みんなで協力して作り上げた一日でした。それぞれが協力して取り組めたことで、ただの行事ではなく、学びや成長を感じられる場にもなったと感じます。普段から学年を超えて交流する機会が多く、グループ活動などで協働スキルやコミュニケーションスキルなどを身につけてきたみなさんだからこそ、自然に心を開いて支え合い、仲間との絆を深めることができたのだと思います。この体育祭を通して、新たな自分に一歩踏み出すきっかけをつかんだ人もいたのではないでしょうか。来年もまた体育祭がさらにすてきなものになることを願っています。