鹿児島修学館では、中学2年生と入学間もない中学1年生とが「総合的な学習の時間」に合同のグループを組んで活動します。
1学期から夏のオープンスクールまでが主な活動期間ですが、9月に振り返りとレポート作成を行います。これまでの学びを一人一人が探究レポートにまとめました。この半年間の活動ごとの振り返りを見返しながら、活動の中でどのようにスキルを磨くことができたか、自分の中でどのような変容があったかを自分の言葉にしてレポートにまとめました。
今週で全ての学習を終え、グループは解散となりました。
4月にグループを組んだばかりの頃には緊張しているような表情もあり、
「協働スキル」を発揮するのも難しい状況もありました。
数か月経って、コミュニケーションもスムーズで和やかになり、グループはチームとして機能するようになりました。
【生徒振り返りより】
☆異学年で交流するのがあらためて楽しいなと思った。
☆よくわからない大きな課題をみんなで頑張り解決できた。
☆異学年と交流しながらIBについて考えることで、IBを1年以上学習した私達と、入学して間もないIB知りたての一年生の2つの視点で考えることができたりしてそれが面白くてたのしかったので、学ぶことの楽しさを感じることができたのではないかなと思いました。
☆私は、国語や数学のような教科についての知識を身につけることだけが「学ぶこと」ではないと改めて感じました。今回のようなグループで活動するときに「どのような感じで回していくのがうまくいくのか」や「どどのような表現をすればうまく伝わるのか」などのことを学んでいくことはとても興味深くて面白いと思いました。こういう楽しさを感じられるのも様々なことを学んでいくうえで大切にしていくべきことなのではないかなと考えました。
【生徒が記入した『来年の中学1,2年生に向けてのアドバイス』】
☆早く作ろうとして、急いでしまったりすると、意外なところでミスしていたりして、逆に遅くなるし、大変なので、一歩一歩、相手に伝わりやすいかなということを考えて、スライドを作っていってほしいです。
☆まずは、1年生と2年生が気軽に質問やアドバイスをしあえるくらいまで打ち解けておくことは大切です!とても仲良くはならなくてもいいですが、最初のような緊張感を持ったままだと連携が取りづらくうまくいかないことが出てくるので、早めに打ち解けることは大事です!その一歩としてお互いの名前をしっかりと覚えるといいです!また、しっかりと計画をグループ全体が把握しておくことが大切です。リーダーのみではなくみんなが理解していると誰かが忘れてしまっていても呼びかけをし合うことが可能だからです。あとは、先輩や先生方、保護者の方などの経験を積んできている人から客観的な意見をもらったらしっかりと受け止め適度に取り入れることが大切です!
☆まず、2年生は2年生内だけではなく、1年生とも話し合ったりしてスライドを作っていったりしてほしいと思いました。理由は、今回私達は実際2年生側として合同総学に参加して1年生に助けられた部分が多かったし、入学したてでIBについて初めて知った子たちのほうが初心者にうまく説明できるという部分もあってたくさん助けてくれたからです。本当に感謝しているからこそ来年は2年生としてIBたくさん知ってる側としてする1年生には今回みたいに1年生に助けられたり助けてあげたりしながら進めてほしいとおもったからです。
次に、1年生は2年生にたくさん質問したりわからないところはすぐに聞いて理解するようにしてほしいと思いました。なぜなら、私は1年生のころたくさん2年生に質問したからこそIBについて深く知るきっかけになったし、今IBについてしっかり知っている理由なんじゃないかなって思います。それくらいこの総学は重要だからこそたくさん質問して理解を深めてほしいと思います。