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2025/11/27
探究交流会(10/15実施)の成果と振り返り ~ 生徒たちの「好き」と「学び」が響き合う1日 ~

去る10月15日、第2回となる「探究交流会」を開催いたしました。
実施から約1ヶ月が経過し、生徒たちの事後振り返りやアンケートの分析がまとまりましたので、当日の熱気と成果を、生徒たちの「生の声」とともにお届けします。

昨年度、「探究活動」の成果発表の場としてスタートした本会ですが、IBMYP(国際バカロレア 中等教育プログラム)の学びがより浸透し、生徒たちにとって探究が「日常の中心」になっていることを強く感じる1日となりました。

 

■ 各学年のハイライト
当日は、学年ごとの発達段階に応じた、頼もしい姿が見られました。

 

〇中学1・2年生(見学・運営): 上級生の発表に真剣に耳を傾ける姿が印象的でした。特に運営を担った「学習部」は、臨機応変な対応で会の成功に大きく貢献しました。




 

〇中学3年生(発表): IBの集大成であるPP(パーソナル・プロジェクト)の前段階として、プレパーソナルプロジェクトに挑戦。学びを楽しむ姿は、会場の熱量を高めてくれました。



 

〇高校1年生(発表): ATLスキル(学習へのアプローチ)を応用し、それぞれの成果物完成に至るまでのプロセスをいかに聴衆に伝えるか工夫を凝らして発表に臨みました。



 

〇高校2年生(中間発表): 鹿児島国際大学から6名の先生をお招きし、研究者としての視点からフィードバックをいただきました。鋭い指摘も「成長のチャンス」と捉え、さらに深く探究を進めようとする姿に大きな成長を感じました。

 


 

■ 参加した生徒の声(アンケートより抜粋)
事後アンケートには、自身の成長や次の目標について語る頼もしい言葉が全学年から寄せられましたのでご紹介します。

 

【中学1年生:憧れが次の原動力に】
探究交流会で先輩方の発表を聞いたことで、自分もこんなことに取り組んでみたいなと思えました。身近な問いに対して、たくさんの考えを出し、探究していきたいです。
 

【中学2年生:熱意への共感と、運営への感謝】
発表者のみなさんが全員、自分の『好き』や『興味のあること』を探究しているのだな、ということやその熱意が発表からひしひしと伝わってきて素敵だなと思いました。私は来年から発表者の立場として参加するので、今のうちから自分の『好き』や『興味』に意識を向けてその気持ちを大切にしていきたいです。また、学習部の人達が放課後何回も集まっている姿を見て、今回の探究交流会のためにたくさんの貢献をしてくれていたのだと感じました。ありがとうございました。
 

【中学3年生:試行錯誤を経て得た達成感】
最初は、PP(パーソナル・プロジェクト)の内容やどのように学習目標を達成すればいいのかなど難しくてなかなかうまく進めることができませんでしたが、この場を設けてくださったからこそ、この日を一区切りとして計画性の大切さとやり遂げることの達成感を感じることができてよかったです。今回の交流会で得られた学びを来年のPPにも活かしたいと思います。
 

【高校1年生:対話から生まれる次のステップ】
今回のPPでは短い期間ではありましたが全力を尽くしてより良い発表ができるように努めました。拙い点もございましたが聞いていただいたり、質問をしてくださり誠にありがとうございました。今回の質問などを次の探究につなげてより良い作品を作ろうと思います。
 

【高校2年生:フィードバックを研究の糧に】
今回の探究交流会を通して、多くの方々から貴重なご意見をいただき、そのおかげで自分の研究をより深く見直すきっかけになりました。本当にありがとうございました。

 

■ 今後の展望
アンケートからは、生徒たちが交流会を通じて「コミュニケーションスキル」はもちろんのこと、 「自己調整スキル」や「批判的思考スキル」などのATLスキル(学習へのアプローチ)を確実に伸ばしていることが読み取れました。
実施にあたりいただいた貴重なフィードバックをもとに、次年度は運営面の改善を図るとともに、内容面においても「仮説・検証・考察」のプロセスをさらに重視し、生徒たちの柔軟なアイディアが単なる提案にとどまらず、社会に通用する確かな「知」へと深まるよう、学校全体で探究活動をアップデートし続けていきます。今後とも本校の教育活動に、どうぞご期待ください。