コンセンサスゲーム「悪いことにも順位がある」に挑戦しました。
修学旅行先のお寺で起きた「落書き事件」を舞台に、登場人物6名のうち「誰が一番悪いか」を考え、グループで一つの結論を導き出します。

■ 活動の様子
まずは個人ワークで、自分なりの順位とその理由を論理的に整理しました。その後、3〜4人のグループに分かれ、「多数決は禁止」「全員が納得するまで話し合う」というルールの下、合意形成(コンセンサス)を目指しました。

「落書きをした本人が一番悪い」という意見もあれば、「ペンを売っている大人が問題を助長している」「通報した人の意図は?」など、仲間の意見を聞くたびに新しい視点が生まれます。生徒たちは、自分の根拠を伝える難しさと、他者の考えを受け入れる大切さを肌で感じている様子でした,。
■ 「正解」のない世界で、納得解をつくる練習
世の中には「唯一の正しい答え」があることは少なく、一人で決められることも多くありません。自分と異なる考えを持つ人と、粘り強く話し合って「みんなの納得感(コンセンサス)」をつくっていく力は、平和な社会を築くために不可欠なものです。

国際バカロレア(IB)の使命にもある「自分と異なる考えの人々にも、それぞれの正しさがあり得る」という視点を大切に、学校生活の中でも安易に多数決などで決めずに、「みんなの納得感(コンセンサス)」を大切にしてほしいと思います。
生徒の振り返りには、自分の考え方の傾向や話し合いのときのクセに気づけているものが多くありました。
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【生徒の振り返りより】
(1)話し合いの中で感じた難しさを教えてください。
・評価軸のすり合わせ
・「じゃあいい」と話し合いを放棄する人がいて、その人は本当に納得しているかモヤモヤする
・みんな心の中で「ゆずりたくない」と思っている雰囲気があるとき、誰かが折れてしまうこと
(2)他の人の意見を聞いて、自分の考えが変わった点や「なるほど」と思った視点はありますか?
・悪いという自覚があってしてしまう人の方が悪いのではないかという視点
・物事の起きた原因を時系列で考える考え方は面白いと思った。
(3)自分自身の考え方の傾向や話し合いのときのクセなどで気づいたことはありますか?
・無理やり自分の意見を通そうとしていた
・あまり考えを言わないで合わせがち
・「確かに」とよく言う
・けっこうせっかちかもわたし。
・意見が分かれたときに、一人一人になぜかきくこと。自分が意見を出した時に、みんなの表情をまず見ること。
・最初に持った考え方にとらわれて、他の意見が出ないこと。
・感情移入をしやすいクセがある
・発言力の強そうな人が悪いと感じやすいという考え方のクセがある。
・なかなか結論を決めることができないこと
・ずっとあいづちをうってしまっていた
・実行犯ではなく、指示犯の方が悪いと思っている
・先入観を持って、「でも、、、」で始めてしまう
・相手の意見も理解できるが、自分の考えを全て話し、相手に理解してもらいたいと思って、長く話してしまうこと
・自分の考えをまげないがんこさがあること
・考えすぎてしまうところがあるが、表面しか見ていないところもあった












