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2023/05/18
☆ 生徒の様子 [ 中1「道徳」(いじめについて考える)

 5月8日と15日の2回、中学1年の「道徳」の時間に「いじめについて考える」授業をしました。様々な小学校から入学する本校では、いじめについてはできるだけ早く考える機会をつくりたいと考えています。学校教育目標「みんなが学ぶことの楽しさを知り、学び続ける力を身につける」の中の「みんなが」を達成するためにもとても重要です。
 第1回は植松勉さん(北海道赤平市にある株式会社植松電機 代表取締役)の「思うは招く」(https://tedxsapporo.com/talk/hope-invites/)のTED動画、第2回は藤原和博さん(「教育改革実践家」東京都初の中学校の民間人校長)の「君の学校にいじめはありますか?」(スタディサプリの〔よのなか〕科コンテンツ)の動画も参考にして考えました。
 授業のゴールは、IBのATL(学び方のスキル)のひとつとして示されている「いじめを防止し、撲滅する方法を実践する」には具体的にどうすればよいかを考えることです。(国際バカロレア機構がいじめ予防をスキルとして示しているということは、日本のみならず海外でもいじめはあって、どの国でも問題になっているということだということも伝えました。)
 生徒のふりかえりには、「最初は、呼びかけをするくらいしか思いつかなかったけど、2回の授業が終わって、助けるのが1人では無理そうだったらまわりに助けを求める、などの考えも持てるようになったから、もし実際に見かけたら今回考えたことを実行にうつせるようにしたい」など、真剣に考えた跡が読み取れました。

 
【生徒記入のふりかえりより】 
★小学校の道徳では、ある決まった状況でどうするか、みたいなのしかやらなかったから、いじめについてここまで考えたのは初めてだった。今までいじめの分類など考えたことなどなかったが、そのいじめの段階によって適した対策をすることが大事だと思った。いじめをなくすのは生徒だと一番感じた。
★植松さんが夢を語っている時、自分と重ねて考えていた。「絶対無理」「無理に決まってる」と決めつけない「成長マインドセット」で、こうしたら出来るかもと思考を変えてみることが大切だと感じた。
★いじめについては今までも考えたことがあったけど、2回の授業で分類したり、どうしたら減らせるのかを考えたりして、いじめについて深く考え、自分の言葉で表せたと思います。
★そもそもいじめという「わく」が広すぎるなと思った。
★僕は先週と今週の2回「いじめ」について考え、いじめは人のまぬがれない永久の課題だと思う。なぜなら、思春期や反抗期のイライラによるいじめや、不安によるいじめなど、人だったら一度は通るものが原因だから。
★私は今までいじめがないことだけがいい事だと思っていました。苫野先生も言っていたように、小さい空間で交流するのではなく、たくさんの人と交流して、自分の考えを変えたり、よりいいものにしたりしていく必要があると考えます。
★学校のレビューに「いじめが少ない」(と書いてあったような気がする)理由は、この授業の効果かもしれないと思った。
★考えれば考えるほど分からなくなるので、正解のない問いだと思った。しかし、大問題なので、正解のない問いだからと言って考えを放棄するのは違うと思う。また、たくさんの種類の「いじめ」があるので、「いじめ」の三文字で片づけてはいけないと思った。