IB認定校になり、見学を受け入れる機会も増えています。先日も、山梨にある都留文科大学国際教育学科IB教員養成コースの学生さん2名が授業見学を希望され、来校しました。
以下、大学への報告書記載の一部をお送りくださったものです。
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今回の学校訪問では、多くの気づき、学びを得ることができた。まず、授業に関しては、どの授業も生徒の主体的な学習、クラスメイトとの協働、生徒が自身の学習到達度を把握すること、学習方法の柔軟性が意識されているように感じた。そして、これらの意識は、見学させていただいた授業から、生徒に良い影響を与えられているように感じられた。
特に、中学一年生の英語の授業では、生徒の学習に対する前向きな姿勢に驚いた。先生から問題を問われる前に、先生が話した英文の意味についてクラスメイトと推測する会話が聞こえたり、クラスメイト同士で教え合ったり、何より多くの生徒が学習を楽しんでいるように見えた。これは、学校・教室という環境の特性を活用できている証拠のように思えた。
また、校内掲示物にも驚かされた。探究活動をまとめたものは、日常で生じた疑問などを自分なりの方法で探求し、まとめられており、質の高さが伺えた。その他にも、掃除場所にはIBを模した、掃除活動の自己評価表が張り出されており、IBを上手く日本の学校に落とし込んでいるように見えた。
全体を通して考えたことは、ALTスキルや、クラスメイトとの協働、学習環境を意識することが、生徒の主体的な学びへの第一歩であり、学級・生徒の特性に合わせて、生徒の学習に対する前向きな姿勢を育てることが、更なる発展的な学びを促すのではないかということだ。
引き続きIBプログラムの詳細や、様々な教育方法を、机上だけでなく教育現場などでの実際の取り組みの見学を通して学んでいきたい。
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【都留文科大学国際教育学科IB教員養成コース(URLをクリックするとリンクにとびます)➡】https://www.tsuru.ac.jp/site/kokusaikyouiku/101.html