- HOME >
- NEWS
高校3年生の中村倫太郎さんが「第70回記念県美展」において、新人賞を受賞しました。
こちらが受賞作品です。
県美展とは「洋画・日本画・彫刻・工芸・デザイン・写真の6部門で,県内在住者または出身者(高校生以上)の公募作品から選ばれた力作を展示します。若い世代から高齢者まで,また,障がいのある方もない方も,個性豊かな作品を出品します。」(鹿児島県ホームページから引用)という公募展で、今年は第70回の記念展となっていました。中村さんは40歳以下が対象の新人賞(デザイン部門)を受賞しました。
以下、中村さんに答えていただいたインタビューの内容です。
1. 新人賞を受賞された感想を教えてください。
自分の作品が認められたという嬉しさと本当に受賞したのかという、恐怖と言うんでしょうか、そんな気持ちもあります。美術部として作品を出していったのは中2のときからで、入選はするものの、その先に行けないような状況が3年以上続いていました。ですが、高3の最後の最後でこうして自分の作品が選ばれました。美術部での、部長としての「有終の美」を飾れてとても良かったと思います。有終といっても、当然まだ絵は描き続けるつもりでいますよ!
2. 受賞作について詳しく教えていただけますか?
題名は「おほしさまのおうた」です。絵をご覧になってくださった方々にはわかると思いますが、絵と題名にかなりのギャップがあります。もちろん「意図して」ですよ!こうしたちょっとした違和感や気持ち悪さに見る人の「想像力(ストーリーをつくる力)」を掻き立てる要素があると思い、小さな純粋な子供がつけたような可愛らしい(と自分は思ってる)題名をつけました。
テーマについて少し話そうと思います。テーマと言っても「描きたいものを自由に描いた」と言ってしまえばそれで終わってしまうのですが、流石にそれでは味気ないので。
この作品では宇宙ゴミがメインのアイデアです。そして、3対の翼は熾天使をイメージしています。もともと救済を表現しようと思いはしたのですが、天の使いが本当に救済してくれるのかという疑問となぜ人知を超える存在を人の形(人の認識の枠組み)で捉えるのかという捻くれた考えで気づけばこんな気味の悪いものになってました。その他の描いてあるものは皆さんの想像でいかようにも物語を作ってください。作品から新しいストーリーを生み出し、次々と新しい作品が生み出されていくのが芸術の素晴らしい点だと思っているからです。
3. 作品を制作する上で特に苦労した点や工夫した点は何ですか?
骸骨の部分は一番時間がかかりました。細かすぎて描けども描けども手のひら分の大きさも埋まらないというのを幾度となく繰り返していました。こんなのを描こうと思った自分を何回か恨みましたね。
工夫した点からいくつかあげるとするなら、3次元と2次元を融合と描写方法を場所場所で変えたことです。どちらも、この作品を混沌としたものにしたくて取り入れました。前者は骸骨などの線のみの平面によるデザインと背景の宇宙空間により表現し、後者の例としては、骸骨などには線画、月や地球は点描で仕上げている点、翼の中にも1対リアルなものを入れ込んだところです。こうして、混沌で気味の悪い、言い換えれば無秩序で人知を超えている世界観をがんばって表現してみたのです。ですが、こういった気味悪いのを描いていると「病んでる」なんて言われて…心外です。
4. これまでのアート活動に影響を与えたアーティストや作品はありますか?
最近だとミュシャの作品を「素敵だな、こんなの描きたいな」と思いながら眺めることがあります。平面的でイラストチックでありながら、立体的な、例えば人体の構造などの、専門知識に裏打ちされた線の説得力みたいなものが私にとっての魅力です。
私は漫画、特撮、アニメで育ってきているので、影響を受けた芸術作品や作者にアカデミックなものを並べることができません。悔しい。私も「印象派が〜」なんて言ってみたいものです。イラストばかり眺めてにまにましている感じだと、まだ当分先になりそうです。
5. 今後の目標や取り組みたいテーマがあれば教えてください。
私のもっぱらの課題は人を描くことです。人を描くのはとてもとても難しいことです。人体の構造などを勉強し、なんとか人が描けるようになりたいです。また、色についても勉強しないといけません。なんせ自分は色彩センスが壊滅的にないからです。こんなんで「よく美術部やってるな」なんて親に言われます。…確かに。
こんな私ですが、人が描けて、色もそれなりに使えるようになったあかつきには、アニメーションを作りたいと思っています。絵が動く。それだけでもうワクワクしますよね!
6. 最後に、後輩へのメッセージをお願いします。
楽しいことは正義です。楽しいこと、ワクワクすることをしてください。でも、やるからにはとことんやってください。モチベーションがある限り突き詰めていってください。なんとなく、暇だから、というのはよくないです。私も中1のときにとてもとても気になることがあって、突き詰める中で微分積分を勉強したことがあります(全く頭には入りませんでしたが)。楽しければ、ワクワクしていればそれくらいお茶の子さいさいです。ちょっと疲れたな、飽きたなって思ったら別のワクワクを探しに行きましょう。そうやって夢中になって勉強したことはきっと将来役に立つ日があるはずです!
顧問より
3月2日(土)10時~12時30分、本校体育館で、「入野幸貴氏によるバスケットボールクリニック」が開催されました(県協会主催のクリニック)。
今回講師をしてくださった入野さんは、現在、東海大学のアシスタントコーチだけでなく、男子 U18 日本代表チームアシスタントコーチとしても選定されているとのことでした。修学館中からは5名参加し、多くの学びが選手のみならず、私自身にもありました。
一点挙げるとすれば、「コーチの言う通りに動く選手はニ流。自分で判断し、そして動ける選手は一流」とのことで、「考えるバスケ」を常々強調されていました。最後に、桜丘ミニバス顧問(3月末全国大会出場チーム)の「コーチが意図しない動きをした選手への声かけは?」の質問に対して、入野氏は「『今の動きの意図は何ですか?』と、質問による介入で、選手の動きの意図を確認している。そのような質問でないと、【考える選手】には育たない。」とのことでした。普段の授業にも通じると感じて、聞いていました。
2月17日(土),18日(日)の2日間かけて,第10回島里旗中学校野球大会が行われました。その中で,接戦をものにしながら優勝を勝ち取ったようです。野球部の皆さん,おめでとうございます。
予選リーグ
修学館7ー0東郷学園
修学館1ー0大笠・金峰
準決勝
修学館2ー1姶良WFS
決勝
修学館8ー7入来・平成
顧問より
4試合中3試合が1点差と僅差の試合が続きましたが、堅い守りで優勝することができました。4試合を通して部員11人全員が出場し、みんなで勝ち取ることのできた勝利でした。
高校美術部の生徒5人が入選・入賞しました。
1年 西山 日和子 洋画(入選)
2年 阿潟浜 里空 彫刻(入選)、映像(入選)
2年 中村 倫太郎 洋画(入選)
2年 柊元 玲香 立体造形(入選)
2年 大迫 七子 洋画(秀作賞)
16日まで鹿児島市立美術館で鑑賞できます(入場料無料)。
7月8日(土)に、本校体育館で、6月までレブナイズ鹿児島の選手だった永山雄太選手によります「バスケクリニック」が開催されました。バスケットボールの基本となるドリブルとシュートを中心に、みっちり3時間・・・生徒たちは鍛えられました。永山選手の「シュートは体幹!」という言葉がとても印象に残っています。とにかく体幹が大切だと、生徒に力説していました。
このクリニックをきっかけに、生徒たちの心に火がついたようです。
永山選手 本当にありがとうございました。
鹿児島修学館中学校・高等学校 生徒心得
鹿児島修学館高等学校 学則
鹿児島修学館中学校 学則